すきかもしれない

どんな状態になろうとも

好きでいられるものを見つけるのは難しい。

少なくとも私は。

 

そんな私がいまの状態で好きなものを語ろうと思う。

 

桜が咲いていて、黄緑の葉が芽吹いているところだ。

 

満開の桜よりも生命力と向上心とポジティブな力を感じるからだ。

 

葉桜が葉になってしまうのは桜が散るよりも儚い。

春風に吹かれ雨にも耐え残った桜のみが葉が芽吹くのに立ち会うことができる。

 

やがて葉が育ってきたら安心したように花は散っていく。

親心のようなその優しさはほんのりと温かい桜の色にマッチしている。

 

温かい光に照らされて街を彩るその健気な姿に感情を移入せずにいられない。

 

 

前向きはどこを向いているのかわからなくなるけど、

此処で存在を認識させるぞという気持ちはきっと

今日も私が頑張れるから。

 

おはよう。いってきます。