ミルクティ

深夜2時、夕方16時半。

薄暗くまどろみ、少し重たくけだるい空気と、傷を癒すやわらかな

心地よい風。

盛り上がりが落ち着いてきたような。闇と光が滲んで灰色になっていくような。この先にはもう少し闇が待っているような。コーヒーがドロップしてミルクに混ざりあう苦くて甘くて心地よくてつまらない感覚。

 

どちらもam/pm 10時にはなってくれなくて。

終わりも始まりも告げない。

 

混ざったカフェオレはコーヒーとミルクには戻ってくれない。

コーヒーだけを取り出せない。

 

夜は終わらないし始まらない。

 

ふわふわな雲の中の固いところを探して進んでいく。それが少し心地いいから嫌いになれない。

もう少し、まだもう少し。