憧れのお兄さんと寝た。
寝てもなお憧れのお兄さんだった。
が、覚めた今
冷めた態度のお兄さんに
夢見心地の色が褪せてきて
少し悲しさの色が滲んでくる。
初めて、心が繋がれない繋がりでも
少しでも繋がっていたいと思った。
この先の進展はないことは分かってた。
寝る前はあったのかもしれない
いや、なかっただろう。
どっちにしたって変わらない。
でも仕方ないくらい大好きになってしまった。
一回しか会ってないのに好きになって、二回目にはどうしようもなくなっていた。
今でも思い出すだけで心臓が早くて、苦しくて切なくて、でも嬉しくてこんな感情初めてでどうにかなってしまいそうで。
優しさに漬け込みはしたが、
相手に断られなかったことが何よりも良かった点だとおもう。
関係性、場面、気持ちが揃うことなんてきっと「運」の意味のチャンスが来ないとない。
そんなの待てない。
忘れられないし苦しいけど、
こんな経験もきっと
甘く熟すと信じて
一人で妄想して一喜一憂しながら
悶え楽しむ。
どこにぶつけていいかわからないほど
ぐちゃぐちゃに絡まった感情は
ただ、好きの1つで繋がってて
今まで分からなかったことがたくさん分かるようになった。
何百人いるなかでも直ぐにその人だけは見つけられてしまう。それくらいに惹かれてることにきっと気付いてくれない。
こわい鬱陶しいなんて言われそうだから下手に近づけない。
こんな美しい感情をもたらしてくれてありがとう。
忘れないで居てくれたらそれだけで良い。
健やかなれ。