ちょっと苦手な叔父さんの話

情けは自分に返ってくるから人のためじゃない

 

正月の親戚の集まりで叔父さんに言われた。

情けをかける大切さは実感し行動しているが、この言葉に違和感を覚えた。

 

返ってくるから優しくするわけではない。

私はやりたくて優しくしてるのだ。

 

恩を売ることは気持ちが良い。

貧しい人に自分は与えるほど豊かなのだと見せつけることができて、優越感に浸れる。

優しい行為をした自分のことを誇らしく思える。自信がつく。好きになれる。

相手も喜んでくれる。救われてくれる。

そしてなによりも、お互いが笑顔になれる。

 

別に恩それ自体にそれ以上のことは望まない。返ってきてくれるもんなら返してほしいとは思うが。

 

そして、私は返ってくるから恩を売るという考え方を低次元だと思っている。

これはただ私の価値観であって、相手を見下しているとか見下したいとかではない。ただ私はその判断軸にはもういない。

その事自体を自分自身が否定も肯定もしない。悪いことでも良いことでもない。価値観なだけ。

 

 

他人の話を聞くなかで、自分が感じた違和感を細分化し、分析し、言語化することで自己理解を深めていく。

これからもそんな自分を大切にしていきたい。