地獄のなかで動く

企業説明会に参加して

企業側は良い面や就活生にとって「楽」に働ける、都合の良い面や理想的な面をアピールする。

 

怒らないだの優しい人が多いだの、緩そうなイメージを植え付ける。

その様子はまるで、吹奏楽部の勧誘みたいだ。

過剰なイメージ付与は本当の良さがうもれてしまう。もしこの説明会しか知る機会がなかったらきっとその会社を希望しないとおもう。

 

安定も大切だけど、安定だけで決めたくない。

 

 

 

 

 

就活をはじめて

企業はやる気のある目のキラキラした人を採用したがる。

 

就活を始める前までは、働くことに希望を持ち、キラキラしていた人でも、

やりたくないことや、面倒なこと、不採用通知、孤独感、焦りでどんどん目の輝きを失っていく。

面接を受ければ受けるほど、自分がどんな目標を持ってたのか、どうしてどんなところに入りたいのかを忘れていく。失っていく。

 

輝きを失った自分で面接を受けても思うような結果にならず、精神が不安定になると他人の声も届かなくなり、負の循環に陥っていく。

今まで他人と比べず生きてきたとしても、面接などで他人の人生を知り比べられ、自分は無力だと実感させられる。

上には上がいるのに全然下はいなくて、唯一無二と思ってた自分がありきたりな平凡な人間だと思い知らされる。

 

そんな環境を生き抜くことができるのだろうか。

 

 

 

似てる人と出会って

通話アプリで自分の性格と似ている人に出会った。

出会い系よりはフラットな不特定多数と話せるアプリでたまたま入ったルームの人と仲良くなった。

自分が二人いたらいいのにと思った時期があったため、価値観や相手との関わりかたが似ている彼はとても理想的だった。

ちがう部分や少しモヤっとする部分もあるけど、今までより自分のコンプレックスやネガティブと思っていること、自分が誇りをもってることを肯定されているのは嬉しい。

 

就活で弱ったタイミングで現れた久しぶりのクスリ。求めるときに現れるものなのだと思う。

消耗してしまうものだとしても、ためらわずに消耗していきたい。