ぼっち参戦パーカーを着てたら大地さんが絡んでくれた

オールナイトフェスに行った。

会場につくといつも仲良くしてくれる趣味繋がりのお姉さまたちと合流した。適当に写真を撮り、アーティストの出番を待った。

片思いしていた踊り狂うのが上手い関西人のあの人の思い出が何回かよぎった。

彼と見たかったなぁと思う気持ちと、彼の分まで楽しもうと思う気持ちと、全て忘れて1人で楽しもうという気持ちが拮抗した。

お姉さまに彼の話をしたら、そんな男忘れてしまえと言われ、自分が「やり捨て」されたのかもと事実が言葉になった瞬間に心が軽くて重くなった。

思い出を明るく塗り替えてくれたお姉さまたちが電車のある時間に各々帰っていって、22時頃には私1人になった。

最近はいつも誰かがいたし、1人だったとしても、片思いの彼が来るかもしれないなどの邪念からライブに申し込んで待っていたりしてたから、久しぶりのひとりぼっちだった。

メイクを落として、二階席で好きでもない音楽を聞いてうとうとして、いいと思った人がいたら上半身を揺らして体を休めた。

1人ならではの楽しみ方だ。さとうもかの曲は都合よく使われる可哀想な女の子の歌で、私が黒猫から受ける仕打ちみたいでグサッと刺さった。嫌じゃないけど。

一階に降りてきて、かまってちゃんやスギムを見て、深夜に見るこの刺激は新鮮だなぁと思った。

DJダイノジがまだあるのにアンコールをねだるハンブレッターズのお客さんにイライラして少したったとき、DJダイノジが始まった。

朝4時にこんなに動くのかと思うほど荒れ狂うように踊った。暑いし楽しくて時間も我も忘れて踊った。

こんな時あの人ならどうしたかなぁとか、隣にいたら楽しかっただろうなぁとか頭をよぎって、これが、「貴方と朝まで踊りたい」ということか!と思った。けどきっと、そのような歌詞は本気で踊るわけではなく、なにかしらの隠語として使ってるだけだろう。ガチで思ってるのは私くらいだと思う。

 

私は惚れやすいタイプだから、基本的に意識したら誰でも好きかもと思ってしまう。

だから今は自分がよくわかってないし、だからこそ、今は誰も選ばず1人で生きていかなければならないとも思う。

 

1人で暇を潰せない私なら人と関わろうとしないほうがいい。ってわかってんだから関わろうとするなよ…って言ったそばからよく分からん男に寂しさを埋めさせようとしているじゃんか。