インマイドリームと母

実家に戻って今日は映画やドラマなど動いている画面を見ていた。

その中の1つとして、インマイドリームという海外映画を見た。叶えたい夢を持つ男女が睡眠中に出会い、後にお互いの夢を叶え、リアル世界で再会を果たして幸せになる話。

結果、男女は恋も夢も全てを手にすることになる。

私はお母さんに「夢を持つことは必要とは思うけど、夢を見るって現実、許されると思う?」と問いかけた。

お母さんは「夢って叶うかどうかって言うよりは、いつ叶うかってことだと思う」と言った。

うちのお母さん、結構良いこと言ってくれるんですわ。これ23歳無職に言ってくれるのまぢで、すげぇんですわ。

「夢を持つ」って持てる範囲である時点で、ある程度実現性を自覚しているものだと思う。それに比べて、夢を見るのは、漠然と楽しい未来を妄想することだとおもう。私は。

昔から、将来の夢は何か聞かれたときに、言わなきゃいけない範囲で答えてきた。小学生の頃はパン屋、中高生になったら学校の先生、大学生になったら社長。

それはとりあえず誰かにこたえるためでしかなくて、本当に好きなものを見つけるための時間を取らずに、それで逃げたように後回しにして。

持つ夢は今見つけられるほどの自分ではないから、まずは夢を見てみることをしてみようと思えた。

 

劇中、ラブラブな男の両親が「今まで頑張ってこれたのは情心のお陰だ。妻は私の原動力で妻が私の生活で妻が私の全てだ」みたいなことを言ってて、人の人生を変えることって別にそんなに悪いことじゃないなっておもったりした。大学1年のときに付き合ってた彼が東京と茨城で人生を迷ってたとき、ビビらずに東京で頑張ってって言っても良かったかもなぁとか、私も後先とか下らない未来を考えずに誰かに人生をかけてしまってもいいのかもなぁなんて思った。

 

だから、とりあえず夢を見れるものを見つけてみて、飽きるまでそれを追いかけてみる。それが見つからなかったら、バカになれるくらい大好きな人を見つけて、その人に全てを注ぎ込んでみる。それも見つからなかったら、こんなことで給料もらっていいの!?って思うような楽しい仕事をやってみる。

 

優しい人でありつづけることを諦めなければ、何回も来る明日をもっと生きていける気がする。