解

今までの苦労や、苦しみながら手に入れた価値観や、素敵な人と出会って与えてもらった感情を、持ってて良かったと思える経験をした。

 

その人がすごい人なのか、はたまたまだ世の中からは全く評価されていない人なのかは分からない。

でも、その人が私に自由に話す機会をくれて、それをポジティブに受け取ってくれたことが嬉しかった。

今まで、自分には穴があるから肯定されてるのだと思っていたり、可愛気があるから快く思ってくれたりしていると思うことが多かった。

そういった価値観から出すことができないような私から発される空気のみに反応する応答を久しぶりにもらえて、とても気持ち良い体験ができた。

 

今までの私なら、そんな相手に、これは分からないだろうというものを投げつけたり、ちょっとしたものでも違いがないか無理して探って、その違う場所を見つけては傷ついたり、そうやって、深く入り込まないように、縁が離れても生活が円滑に進むように、執拗に距離をとることをしてきた。

 

今回だけなのか、私が大人になったのか分からない。

でも、感情をそのままに突っ込んで急速に消費しなくてもいいし、ペースは自分が抑えることで保てばいいし、傷つきそうなところは触らないようにしてもいい。と思うようになった。

 

私にとってポジティブな感情はポーションのようなもので、保存不可で、即時回復するために迅速かつ大量に摂取する必要があるとおもった。

森の中で見つけて、街に持っていくとすぐ腐ってしまうポーションなら、その森に置いていくことも悪くないかもなぁ。次その森に行くかも、その森でもそのポーションがその時に残ってるどうかは分からないけど、それでもいいと余裕を持って置いていく選択を取るほうが豊かにつながることもあるかもしれない。

 

そうやって置いていってゆっくりポーションを摂取して、少しずつ解けていく自分を楽しめたら解かすことに傷付くことも減っていくのかもしれない。

せっかく固く編んだ鎧を解くのは勿体ないし怖いから、ときに相手のせいにしながら解いたり解かなかったり。