傷ついた。
傷ついた傷ついた傷ついた傷ついた。
傷つく以外の感情には伝播してほしくないから、傷以外の言葉はなるべく拾わないようにしてあげたい。
相手のために傷つかないであげたかった。
傷ついたことにきづかない人間になりたかった。
傷ついてあげたくなかった。
私に傷ついてほしくなかった。傷つく前に行動できればよかった。
最近、誰にも言えないことが増えた。
誰かに共感してもらえれば満足するほど単純な私じゃなくなってきた。悪口を言うと肯定してくれる人に思いの丈をぶつけることについて、自分が肯定できなくなったし、そう考えていくと、負の感情をぶつけられるほど身を委ねられる人がいなくなった。愛されれば愛されるほど、愛される人間でいなきゃいけない重圧と戦わなければならない。
こんなに傷ついたことに気付いてなくて、それにもまた傷つく。
付着するという言葉ではしっくりこないほどの刺さりようだから漢字すらも使えない。
人は鏡だというのなら、醜い私をみることなんてしたくないから早くここから脱したい。
私の傷は誰からも見えなくていつも私が悪者。
筆者の考えなんて分からなければよかった。大嫌いなあの娘の気持ちも誠実そうなあの人の汚い思惑も私を傷つけるあの人の気持ちも全て分からずにいられたらよかった。
お互いに見えなければ、見ようとしなければ、見ない人間でいられれば、お互い対等に平等に傷つくことなく自分のことだけを大事にできただろうから。
でもきっと私はそれを選ぶことはできない。
私の過去や価値観を踏みにじられても、優しさや善意を無下にされても、そのせいで嫌な自分になったとしても、この先こんな私じゃ生きていけなくなったとしても。
苦しみに頼って進みたくはないのだけれど、今はこんなことしかできないから。
正解より自分の正しさを選びたい。