少し周りが見えてなかった。

親と同じくらいの年齢のオジサンと出会った。

私のことを好いてくれていて、いつもお姫様待遇をしてくれるし、ボードゲームで遊んでくれるし、なんでも話を聞いてくれるから居心地がいい。

ゲームは持ち主だけあって毎回強いし、凄い人らしいから引き寄せる運みたいなのも強い。頭もいい。

運は感謝だと言われて、最近感謝というものが薄れているような気がした。

自分が余裕がなくなってから、癒しが卑しいになって、良い優しい行いをしてはいたけど、感謝はあの頃の私より出来ていないことに気付いた。

それは私が自分の価値を低く見積もっているし、私の身を売ることでしか寄ってこない人からしか好かれていないとおもって相手のことを見下していたから。

数日前に、周りからは気難しいで有名な、とても仲良くしてくれている紳士と会ったりもした。私となんでもない話をダラダラ話したり、ドラマチックなデートをすることが楽しいと言ってくれる。

そんな彼らが、私の染み付いたコミュニケーション能力を、飾り気のないパーソナリティを、純粋に評価してくれて、そばに居たいと思ってくれる人がいて、私が笑うだけで幸せと思ってくれる人がいるのかもと思わせてくれた。気づかせてくれた。

可愛いだけでも、可愛げがあるだけでもなくて、彼らは彼らなりに私の魅力をたくさん見つけてくれてる。

私じゃなくてもいいなら私を選んでない。

そうかなって思えるくらいには、私の周りには魅力に溢れて輝く大人が集まっている。

 

のかもね。