すずめとはと

最近なんだか夜遊びが楽しくない。

そういえば昼遊びも楽しくない。

 

足がめり込むかのように重くて、ジャンプしてもスキップしても気分も心も浮かばない。

そりゃずっと落ち込んでるってわけでもないけど、前みたいに身軽な心が失われてきたなあと感じる。

 

電信柱に止まって少し何かあればすぐに飛び立つし、軽くて浮き足立ってるすずめが前の私だとしたら、

ある程度のことがあれば飛んだりするけど、基本は地面で生活してて、お腹も体も重くて、自分で餌を探す気力もなくて、趣味悪い公園のオジサンの撒く残飯や食べカスに群がる体たらくさは平和の象徴という言葉を皮肉にも思わせる、理想と現実のギャップと身の重さが当たり前になりすぎて種の特徴となっているハトが今の私。

 

クラブも相席も女友達と行ったりするけど最近はずっと一人で帰ってるし、なんか楽しいとも思えない。

小さな幸せを見つけられてた昔は、小さな幸せを知らせたい人がいたからなのではないかと思うと、そんな大きな幸せがないと小さな幸せをみつけられないのだなぁと思ったり。

 

これは年相応の「老い」というものなのだろうか。