玉手箱

浦島太郎を現代に落とし込んでみた

亀を助けた浦島太郎

=純粋な子供

 

恩返しと言われて竜宮城へいったのは、

遊び呆けられる楽園。

=大学

 

ずっと遊んではいられないために

陸へ帰る。

=社会人

 

浦島太郎は

己の誘惑に負けて玉手箱を開けてしまう。

=タバコ、お酒

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考察

タバコやお酒は体に悪いものを体内に入れる行為。

社会の不条理を背負って生きていくという、諦め。

 

玉手箱を開けてしまったという行為は、大人になることを受け入れたということになる。

 

遠足中にお土産用のものの飲食をしたとしたら、それはお土産とは言わない。

お土産を開けてしまった時点でその旅は終了なのだ。

 

旅終わりを決めるのはいつだって自分だ。

 

玉手箱を開けたとき、亀を助けたあの純粋な浦島太郎はきっともういない。

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私の考え

 

大人になることを選択し、箱を開けてしまった浦島太郎に私はなりたくない。

 

この純粋な気持ちを煙で隠して生きていきたくない。

正しいことにまっすぐで優しい心を持っていたあの頃をバイバイなんてしたくない。

 

私はまだ玉手箱を開けたくない。