おもちゃがほしい

誰だって自分に都合のいい人が一人はほしいものである。

 

自己を肯定する存在、自分の言いなりになってくれる存在、自分の能力を証明する存在、自分の欲を満たす存在、自分の欲を満たさないでいてくれる存在…

 

人によってなにをもって都合良いと言うかは違う。

しかし、その自分にとっての都合を満たしてくれる存在を誰もが望んでいる。

 

しかし、人間にはそれぞれの意思、思考がある。権力でねじ伏せておもちゃのように扱う人はいるだろうが、基本的には全て自分の思い通りになるような都合のいい存在はいないと思う。

お互いの需要と供給、折り合いによって、そのような存在は生まれる。

 

現実、非現実でアイドルのプロデューサーになりたがる人が多いのはそういうことだと私は思う。