泣き出しそうになった。

 

なぜかそこに私が存在することを許されている気がして。

特段やさしさや恩着せがましさをくれたわけではない。

優しくしてあげようなんて空気は一切感じない。

 

ひどいとも一切思わない

 

ただ、私の問いかけに必要な分の言葉だけをまっすぐにくれる

そのゆったりとしていて飾らないきれいな瞳

 

社会の闇をいやというほど見てきただろう深いしわにはそぐわないような

水分と光をたっぷりと含んだきれいな瞳

 

ひとりひとりを肯定しつつ、私たちにとって生きやすい世界になるように固定観念というしぼりで最小にされた一本のか細い光をすこしずつ広げていくかのような

壁に衝突したまま「進むボタン」を押し続けているRPGの主人公に曲がると道をすすむことができると諭すような

 

そんな私の躓きに手を差し伸べてくれる存在

その人との出会い

省みる自分の未熟さ

 

うれしくて、かなしくて、くやしくて、、、、