私には憧れている人が数人いる。
いや、憧れているように見せかけて、ただすごいなぁってテレビでホームランを打つ野球選手を眺めてるようなものなのかもしれない。
私はきっと本気でその人になろうとは思っていない。
なれっこないし、そこまでの覚悟がない。
憧れと思っている一人を真似てその人になってしまうと、他の憧れている人にはなれないからだ。
憧れている人の憧れる部分だけを複製し、要らないところに他の憧れている人の憧れる部分を貼り付けた集合体になりたい。
そして、できたら誰かに憧れられてみたい。
憧れてる人のなかにも
お節介なほどの優しさをくれる人
必要なときだけにサッと優しさをくれる人
みたいに矛盾があって
結局自分がどうなりたいかが定まってなくて
どうにもなれてない中途半端な気持ちの塊が浮遊してる
真似したところで自分が消えていく感覚にまた悩まされる
まだ答えが見つかっていない。
でも、問題をみつけただけで私のなかでは60%は解決されてる。
答えを見つけようともがいている人と、もがいた末、見つけた人がきっと私の理想の人の正体なのだとおもう。