もし、此処が世界の端っこだったとして、

僕はきっと中心とやらに行ったとしても、

中心の端っこにいるだろう。

もし誰かが手をとってくれても、

振り払ってしまいそうでならないんだ。

なのに僕はその誰かを待っていて、

鍵はいつでも開いているのに、

扉が重くて入ってこない。

 

世界を変えたいと願ったティーンエイジャーの頃の自分、

目の前の人すらも変えることはできなくて、

あの頃の夢はきっと、世界を装飾したいの間違いだと気付いた。

鉄のような体は疲労や現実で少しずつ冷めて目が覚めていったのに、それを受け入れられない心が無理に信号を伝達して、出来もしないハードワークを強いていく。でも体はなかなか言うことを聞かなくて余計に体を固めていく。

固まっていくのは体だけではなくて、次第に口や頭や心までもが動かなくなっていく。

ガチガチに固まってから突然動いていいよなんて言われたって、もうその時には動く気力すらなくなって、助けを求めることすら容易ではない。

ただ、一度その口が開けば少しは酸素が取り込まれて消えかかってた火が灯ることもある。そのまま消えてしまうこともある。

 

今回は小さく口を開けたら消えてた火が若干灯って灰にはなってないことが確認できた。

とはいえまだ油断は禁物だから、慎重に慎重に、自分を許して、温めていきたい。