水曜日、その喉の違和感は朝からなのか、昼からなのか、分からないけど、それはハッキリと現れた。
喉の左側にビタミン剤が張り付いて詰まったかのような飲み込みにくさと痛み。
無理やり吐いたり逆に食べたりしたけど何も改善されなかった。ボクササイズしても治らなかった。
次の日、喉のビタミン剤のようなものはさらに存在感を増した。さすがにビタミン剤じゃないだろうなと思い始め、もしかしたら寝てる間にゴキブリでも飲み込んだか！？とか変なとこ想像し始めてしまったので、Google先生に聞いてみた。
逆流性食道炎はやってる可能性あるけど、それも急に発症するのはストレスだからストレスのせいだろうなぁと少し安心して、あと数時間でこのストレス(仕事)から解放されるからほおっておこうと。頭には、病院行くために早退するとかもよぎったが、時間いっぱい仕事した。
仕事終わり、小学生～中学生の頃の同級生の男の子とご飯行ってバー行ってクラブ行って、クラブで二人目に声かけられた人とクラブを抜けてして、またクラブに入って朝になる前に同級生の子とうちに帰った。
その子とは何もせずお互いに仮眠を取り、男の子は仕事だからと3時間後くらいに出ていった。
私はまたダラダラ携帯を弄りながら寝落ちて、昼前くらいに起きてボクササイズ行って帰って来て、夕方頃から新宿で映画デート。イノセンツっていうむごい系の映画で、心をゆっさゆっさと動かされ、まだ死がちゃんと怖いと思える自分に少し安心した。
歩いて代々木の横丁へ行って居酒屋とバルをはしご酒。バルではワインをボトルで二人で飲みきった。にしてはそんなにフラフラしなかったけど、当たり前みたいにそいつの家に帰った。朝、仕事があるからと8時くらいに起きてテレビをつけたらしまじろうがやってて、トマトを育てる話だったんだけど、しまじろうがトマトが美味しそうに育ったねって言ってたのを聞いて、彼が「しまじろうは肉食だからトマト食べないでしょ」と冷静なトーンで言った時が一番のハイライトだった。
仕事あるからと8時50分に追い出されて歩いてるときに喉の違和感はなくなっていたことに気付いた。
でも、喉は通ったけど心は満たされないどころか、切なさとか虚しさみたいなものはモヤっと残ってしまっていて、なんだかなぁ…と思ったり、それがないと詰まりが取れないからやめるわけにもいかないから、モヤモヤは今日も明日も見てみぬフリになってしまう。
