もう君に会えない

一時の寂しさと引き換えに

ずっと続く虚しさを選んだ

偽物を求め続けたら

本物が分からなくなった

 

そんなよくある話が自分の話になった

 

夜が嫌いだった

寂しい夜が嫌いだった

そんな影を埋めたとき、

日が当たる時間のほうが長いことに気付いた

 

夜はすぐに終わってしまって

すぐに明日になってしまって

眩しすぎる太陽に泣けてきたりしてしまって

それでもやってくる朝日に

すべてを溶かしてしまいそうな太陽に

迎え撃つ準備もできないまま

無理やり体を引きずり出す

 

ご褒美も効かなくなってきて

寂しさも埋まらなくなってきて

夢も元気も生きる意味も分からなくて

誰かに求められてないとフッと飛んでいってしまいそうになる

 

きっとみんなそうなのに

乗り越えられない自分はなんて無能なんだろう

生き延びてきた人たちのアドバイスなんていらない

弱すぎて潰されてしまった声を聞きたい

潰されてないから聞けることはない