価値がないと怖い

副業として出張マッサージを始めた。

マッチングアプリホットペッパー?みたいになってて、プロフィールを見て予約をいれるスタイル。

プロフィールをまともにつくった当日に予約が入った。

枯れた声と咳と1日外でペンキ塗りした疲れ隠しながら90分元気にもみほぐした。

 

お客さんはきっと相当な金持ちの小麦色長髪のイケおじさんで、穏やかですごくすごく優しかった。

 

マッサージはすごく喜んでもらえて、お話もたくさんできた。

帰るときに気分がよかったから自分へのご褒美に自販機のジュースを買った。

自分が90分で8100円の価値があると評価されたようで嬉しかったし、自分がおじさんと楽しい時間を過ごしておじさんもそれを気持ちよかったとか、よく眠れそうとか言ってくれたのも嬉しかった。

 

最近できた固定の男は会った瞬間から1週間のうち5日会ってる。一緒にいると与えられるものはなんだろうとしきりに考えてしまうし、彼にとって私といることのメリットが少しでもないと不安で仕方ない。

相手にメリットは求めないのに自分となると怖くなってしまって、向こうは配慮や我慢してくれて抑えているものもこちらから解放してしまう。

それをしたからといって何かを繋ぎ止められる保証になることもないんだけど。いつだって誰にも嫌われたくなくて、好きになってほしくて、でも私はずっと不安定で、すぐ弱って傷んで腐って枯れてしまって。だからこそ絶頂の私は最強なのもわかってて、最強なうちに始めたものはいずれ私の首を締める怖さもある。

 

不安と期待とドキドキは夏のソレと似てる気がする