いつのための人生ぞ

幼い頃、大人になったときのために…と、ある程度の勉強をしてきた。

将来の夢は?と聞かれて、何か返答をしなきゃと思って、人気な職業をテキトーに答えた。

まともそうなところで働いた方が良いだろうと思ったし、将来、営業のスキルが必要になるだろうと思ったから、土日祝日休み9時間以上勤務の会社員の営業職についた。

 

将来とは何歳の自分なのだろうか?

明日?来年?出産した時?定年?死ぬ時?

 

母は、第一キャリアをやりきったと思えたから、出産後つまらないパートをやっても堪えられるらしい。

 

何をやりきるかは私次第らしい。仕事なのか、プライベートなのか、それによって決めてもいいのではないかと。

 

私は与えられたゴールに興味がない。名誉とか特典とかに釣られない。でも自分で設定することもできない。欲しいと思ったものしか欲しくない。

 

職業を考えるときに、「これで生きていけるのか」と思うことがたくさんある。商店街の安いお惣菜屋さんとか、工場とか、お家を売るとか、チェーン飲食店社員とか、営業職とか。

生きていけそうな仕事は他の人が売ってくれる仕事ばかり。でも、だってずっと欲しいものとかないし、生きることにそんなに自分でお金かけてこなかったから、そんなもので生きていけそうな気がしない。

 

楽しんでいいはずなのに、仕事は苦しまなきゃいけないと思っちゃって、なんで生きてるか分からなくなった。

 

爽快感を感じながら生きるために何をしようか。家賃と食費を払いながら、気持ちいいと思える生活は何だ?

仕事は最低限で遊んだっていい。

欲しくないなら稼がなくていい。

貯金なんてしなくていい。

価値なんてないし、明日生きたい世界かどうかもわからないんだから。

明日生きるぶんがあればいい。

なかったらなかったでどうにかなる。

 

職より職場でたくさん見学行くのもありかなあと思った。貯金もあるし。