高円寺の地域センターみたいなところでお笑いライブを見てきた。
誘われて行っただけで行きたい訳でもお笑いが好きなわけでもない。
でも、そいつは私から金を取らないし、私が楽しめるだろうと思える人が出る時とかに呼ぶから、お客さんが4人しかいない時でも、なんなら客が私しかいない時でも、気まずいけど見に行く。
他の人がやってるときに、後ろからそいつの笑い声があるとすごく安心したりする。私だけじゃ、場を動かすほど大声で笑えないから気まずさが緩和されて気が楽になるみたいな。
前は気持ち悪いと思っていたシュッとした若者も今日はあまり嫌悪を感じずに見れた。
前よりも自然に声を出して笑えた気もする。
純粋に面白かったのかもしれない。
芸人たちがすぐ後ろで笑ってたから笑いやすかったのかもしれない。
全然思い込もうとしてるだけかもだから、わからないけど、なんか、別に、行ってよかったと思えた気がしたから、返してもらうはずだったチケット代をそいつには徴収せず、そいつに話かけずに大人しく帰った。
高円寺と阿佐ヶ谷の間くらいの会場からの帰り道がすごく暗くて、威圧感のある古いアパートがたくさんあって、埼玉みたいで怖いなって思った。駅まで遠いし。
ストーカーとか不審者とか出そうな住宅街って感じで一人で歩くのがすごく嫌だなと思った。
思い返してみると、自分が住んでるところで怖いとか嫌だなって思うことがあまりない。
家から駅までが近いから夜道をあまり歩かないっていうのもあるんだけど、ギチギチに詰まってる感じじゃないし、突然家から人が出てきたり灯りが急についたりすることがないからびっくりしない。あと、外にいらんもの置いてる家があまりないから見間違えたりすることがない。
昔から、急に窓から人が出てきたり雨戸閉めたりするのが怖い。一瞬人に見える物陰も嫌い。
幸い、私の家の近くにはそういう怖いものがない。
てか高円寺って餃子がオシャレだと思ってる人が住んでるイメージ。不便なガラクタとかを愛でるサブカルな感じがする。しらんけど。
そんなこと言ったら東京のどこに住んでもいけすかない感じはあるのだけど。
でも、私は今の場所好きだし、住むべくしてそこに住んだのかもしれないなと思ったりした。寒いけど。