お疲れ休暇1

昨日、10時頃、酸素が薄くなる感覚。過呼吸の一歩手前。頭が回らなくて、息が浅くて、まともに息ができなくなった。

あぁ、ダメだ。でも今日は月末だしあと3ポイント稼いだらノルマ達成で10万もらえるし折角昨日までで嫌々泣きながら頑張って入れたアポが残ってるしでも脳が使えないからテレアポで自分が何を言ってるか分からなくなってるしテレアポが本当に今無理になってるし無理だし無理だし無理無理無理無理ーーーーーーーーーー…。

「(上司)さん、体調悪いんで在宅でいいですか?」

11:12。退社。

会社の自動ドアが開いた瞬間、声を出して泣いてしまう。

大声で泣きながらチャリで帰る。

途中の大通り、赤信号で止まってる私。スピードの早い車たちを見て、飛び出してしまおうかなあと結構本気で思う。幸い切り替えの早い信号だったので、最近人生を楽しいとか思えてなかったよなとかどの車にしようかとか本当に飛び出して思い残すことがないかどうかとか考えているうちに青になって、まあ命の絶ち方はいろいろあるかと、のそのそチャリを進める。

そんなこんなでどうにか帰って12:00からの営業。

家に帰るとすごく気が楽になり息が少し出来てくる。それでもなんか詰まってる感じでそんなもんかとソファーにパソコンを置いて不自然な体制でアポ主とzoomを繋ぐ。

すごくすごく優しい結婚相談所のおじさん。少し時間はかかったけど、商材の良さを誠意を持って丁寧に、丁寧に伝えて、受注することができた。

はぁぁと一段落してそのあとは就業時刻までテキトーに家でテレアポ(何件かかけてあとはやってるフリ)

ふと営業成績見てみると、社内2位になってて驚いた。

社内2位の結果出してる奴が辞めたいとか言ってるなんて笑ってしまった。

先輩から「話し聞くよ」と個人LINE。会社で唯一、社用ではなく個人のLINEを交換してくれてる先輩。

お願いしますと返信して先輩の帰りを待つ。

 

20:30。先輩とコンビニで夕飯とお酒を買って、私の家のすぐそばのベンチで駄弁る。

優しく私の気持ちを一つ一つ吐き出させてくれる。なんかもう分かんないけどしんどい、あれがやだ、これがやだ、こうやっていきたい、こうやって生きたい、、、こうやって生きたい!!!

話してるうちになんだかマイナスだった言葉がプラスになっていってて、自分でも何が起きたのか全然わからないうちに活力が湧いてきてた。

先輩は辞めていい、どこでも生きていける私ならこんなところ辞めるべきだと言った。

そうだそうだと元気になった私は強気になってどこでも生きていける自分を思い出した。

明日はゆっくり休んでおいでと背中を押してくれたから「気球にでも乗ってきます」と言って一段落ついた。先輩の持ってた線香花火をやろうということになり二人で花火に火をつける。3回もやったのに先輩は毎回私よりも早く火玉が落ちて、やっぱりこの人はそういう先輩よなあと思った。笑。夏ギリギリ滑り込みの初花火はほんのり煙が目に染みて鼻の奥がツンとする儚く美しいものだった。

0:10。先輩にお礼をつげ先輩には明日も会社があるからと別れる。

家について明日誰か空いてないかなあと知り合いの芸人たちに連絡。

まぁ起きてないかと思ってお風呂に入る。1:09出てきてすぐに電話が鳴る。いつも都合よく使われる優しいお兄さん。今日は珍しくお酒を飲んでなくていつもより声が低い。私が電話したからかけ直してくれたようだった。電話をした経緯を話すと、同期と仲良くなれないこととか、辞めたいと思ってることとか、仕事では結果を出せてることとか、家にゴキブリが出て全然撃退できてないこととかを、一時間半かけて心地よく相づちをうちながら聞いてくれた。その人は私にすごく似てて、出てくる言葉は自分がよく使ってる欲しい言葉ばかりだった。そして、彼は私に仕事を続けるべきだと言った。周りの奴らなんてくだらねぇと切り捨てて結果出し続けながら来年入ってくる後輩に期待して待てばいいじゃんと。

あぁマジか。そんな考えがあったか。すげえな。たしかにそうなんだよな。そんな考え方が当たり前かのようにコンマ3秒もせずに放出できてしまうからやっぱりプロはすげぇよな。

いつも向こうが酔ってないと会おうとも言わないし電話なんてしてくれないような自己都合が激しい人なのに、こんなときにはタイミングよく電話かけ直してくれるし、深夜3時になるまで1時間半近く話を聞いてくれるし、面白い話をしてくれるし、人生経験豊富な知識を惜しみ無く享受させてくれる。

かといって普段は狂ってるほど都合いいから別に好きになるとか付き合いたいとかそんなことは思うことはないけど、お互いに嫌な気持ちせずに、友達として細く長く関わって欲しいなと。

 

そんな感じで昨日はターンエンドして眠りについて今日に至る訳なんだけど今日のことを話すとまた長くなるからとりあえずここで第一章ということで。