いとこのおにいちゃん

いとこのおにいちゃんがいる。

9個上で、幼い頃はとてもよく面倒をみてくれてた。

 

私と兄とでさえ4個違うし、いとこのおねぇちゃんは兄と2個しか変わらないから、兄~いとこのおにいちゃんは年の差が少ない。私が幼稚園入るくらいの時にみんな小学生。遊ぶものも違うし、みんなゲーム好きで上手かったからゲームとか勝てるわけないし、歩く早さも歩幅が小さすぎてついていけなくて、いつも私だけなかなか仲間に入れなかった。(みんな優しかったけど!)

 

でも、いとこのおにいちゃんは特に私に良くしてくれて、私がつまらないと言ったらいつも一緒に遊んでくれた。ゲーセンで取った可愛いぬいぐるみを無条件でドサッとくれたり、私でも楽しめるゲームを見つけてやり方を優しく教えてくれたりした。(自分は誰よりもゲームが上手くて兄たちと遊びたいと思ってたかもしれないのに)私に誘われると兄たちから離れて私に構ってくれた。

時には友達に遊びを誘われても、今日はいとこが来るからと断ってくれることもあった。

可愛がってくれてると思っていたし、私はそんないとこのおにいちゃんが大好きだった。

 

私が年頃になる頃にはもう成人して遊んでもらうこともなくなった。

今思うと、私が可哀想だからって構ってくれたのかなと思うし、時間もあったからなのかなとかも思う。

 

別に向こうは今も嫌いではないだろうけど、優しくするとメンヘラゾンビが寄ってくるから優しくしすぎなくなったのかなとか。

あのときは純粋に一緒に楽しんでくれてると思ってたけど全然そんなことはなかったのかなとか。あのときの笑顔とか言葉とかは、ただのサービスの一環なのかなとか。

 

昨日のWiennersのライブを見ておもった。