置いてかれてる老いて枯れてる

大阪のすきぴ(芸人)が関西のテレビに出た。

Abemaで見れるらしいから二週間無料の登録して見た。

めっちゃネタしてたし、めっちゃフリートークも長尺で話してたし、MCの見取り図にめっちゃウケてたし、誰よりも印象に残ってた。

テレビらしいワイプやタイトルの文字の中にいる彼はすごくすごく遠くに感じた。

すごいなぁ。面白いなぁと純粋に思うし、そんな人とLINEでやりとりできているなんて奇跡のようだなあと思う。

 

それに比べるわけではないんだけど、私は昨日も泣き泣きの1日で、心がボロボロと崩れ落ちていく音が聞こえてくるかのような劣化。怒られてもその場ではあまり何とも思わない。それは理不尽だからなのか、救われようのないほど優しさがないからか、はたまた成長したからなのか、分からないけどその場では受け流してそれなりにポンコツをやってる。

会社出てチャリ置き場に歩いていくところらへんから赤ちゃんのように泣いてしまうけど。ある程度力を抜いてポンコツになりきるには罵倒に動じない覚悟が必要なのかもなぁなんて思ったり、20万欲しいためと、環境を変えるのが面倒だからという理由で、このままずっとポンコツをやってていいんだろうかと思ったりしながら泣きながらチャットモンチーのハナノユメを歌って帰る。

モヤシとワカメのしょっぱいスープを食べて空腹をごまかして、チャリで渋谷へ。

フィットネスでおもっきり殴ってスッキリしたり、力が入らなくてモヤモヤしたり、スタッフに頑張りましたねって言われて泣けてきたりしてどうにか保湿して生きている。

それでも日に日に潤いは失ってきている。

偽物の愛も友情も、カラオケでノリノリの曲が終わった後の無音の時みたいに、ふとしたときに我に返ってしまいそうになる。

子どものような無邪気さが失われていくこれが老いなのかしらなんて思ってみたり。でもまだ雷に打たれることを期待してる自分もいる。まだ終わってない、人生を楽しめる日がくるかもしれない。でも、それは確実に今日ではない。立つ力も寝るほど諦めることもできず座ってる感じ。

彼が芸人を始めたのは一年前。彼は2つ上。まだ大丈夫。今年が無駄でもまだ大丈夫だから。置いてかれてもついていけなくないはず。でも今のままじゃ、おいてかれる。