荒らした私の心

男の本音なんて知って良いことなんて1つもない。

なんて、知ってからじゃないと気付けない。

 

私はものわかりがいいフリをするのが得意みたいだ。取り繕われてる胡散臭さは嫌いなのだけど、素直すぎると傷付く。でも天秤にかけると取り繕われてる方が嫌いだから傷付く方を選び、傷付いていないフリで全て分かったように笑顔なフリをする。

本当は賢者タイムなんて意味わからんしLINEでめんどくさい日常会話するのが好きだし、ハートたっぷりのおじさんみたいな長文送りたいし、ロマンチックで痛々しいポエムみたいな会話したいし、お互いにずっとメロメロな馬鹿でいたい。

でも裏でめんどくせぇなぁと思われながら独りよがりのように付き合われるのは嫌だし、小馬鹿にしたように可愛いなあなんて余裕そうに観賞されるのも癪に障る。

だから、私は都合がいいフリをする。

私が手作りのクッキーを渡すみたいなイベントをして相手が喜んでくれるみたいなアクションを起こしてくれることに喜びを感じているのは確かなのだけど、なんかそれも今はその頑張って喜んであげなきゃみたいな感じとかもすごく嫌。

 

素直に真っ直ぐそういうことができちゃう私だから、曲がってる人の気持ちなんて分かることはないんだろうなぁ。

遅刻する人の気持ちが分からなかったし許せなかった中学生までの私のように。

人を許せるようになるには自分が同じ事を日常的にできるようにならなきゃいけないなら、全て許せる人になる頃には欠点満点の人間になってしまうなんて悲しすぎやしませんか。

 

もう頑張らなくていいって言ってくれる人がほしい。頑張らなくていいように頑張らなくていい環境を与えてくれる人がほしい。

 

我慢してでも男性ロックを聴きたいから私の全てをさらけ出して合わせてきたならば、それの弊害を受けるのは自業自得なのでしょうか。

ただ、好きなだけだったんだけどなあ。