病んだ

えらかったって褒められたい。

頑張ったって頭を撫でられたい。

優秀だったって言われたい。ありがとうって言われたい。

 

中野のすきぴと別れた。

お笑いライブに出た。

 

彼が好きだった。でも彼が近くにいると、酔った時に涙が止まらなくなるから、暴れちゃうから、こっちを選んじゃいけないと思った。ホストに暴言を吐く歌舞伎町の女の子たちの気持ちが初めて分かった。私は彼を独占したい訳ではなかったけど、それは私を軽視してほしいわけではなくて、私の安心できる居場所になってほしかった。

大切にしてほしいなんて思ってない。でも、軽視しないでほしかった。ああ、こうやって文字に起こすと結構惨めで、今まで出なかったのに涙が出てくる。元カノが忘れられないのはしょうがないかもしれないけど、私との時間も思い出にしてほしかった。なんでそんなに外では私を透明人間みたいに扱うの?私の顔を胸に隠してドールのように抱き締める君のことなんて気付きたくなかった。私を私として見られたことは一度もなかったのかな。そんな君に健気に尽くした私は馬鹿でさぞ滑稽で優越感や支配感があったでしょうね。あーもうなんでこんな人好きになっちゃったんだろ。なんて、好きなところを挙げ出したら溢れて気持ちが戻っちゃいそうだから敢えて文字にはしない。でも、最後にありがとうって言われたかったな。はぁ、君に尽くしたあれやこれやは報われることはなかったな。彼の友達から家賃も光熱費も貰えなかったし。わたし素直でいいこなのにな。都合もいいし、面倒見もいいし、愛想もいいし、頭もいいし。なんでこんなに報われないの?報われてることに気づけないの?たくさん落ちてるはずなのになんで満足できないの?何に餓えてるの?何があれば生きていけるの?みんなは何があるから生きていけるの?私はなんでこんなに苦しんでるの?なんで大人になれないの?なんでずっとができないの。

 

友達の病院の付き添いで朝霞台の駅前うどんを食べたときに割り箸が左に大きく傾いて割れた。

彼の気持ちは全くないと分かって急に全部が馬鹿馬鹿しく感じた。

あーあ。もうこんなこと考えるのやめてカードケースと片方の靴下はゴミで捨てよう。さっぱりと。あんなやつにありがとうなんて言いたくねぇーや。バカヤロウ。