元同居人からこの前言い過ぎてごめん、俺らのこと忘れて歩んでほしいとLINEきた。
私は、とっくに君を忘れてた。中野のすきぴは忘れられなかったけど、同居人はまぁ、そんなにだった。言い過ぎたらしい日のことは酔いすぎて全く覚えてないし、なんとなく気まずかったからその先がないのも分かってた。
ぐじゃっとした感じのままにするのが私のなかで抱えて歩んでくみたいなことで決心したタイミングで連絡きて、お前のモヤっとは自分から謝ることで晴らすのかと思う気持ちと、やっぱり君は正攻法で私の普通と同じ道を行くよねと納得する気持ちと。
すきぴと私だけならたぶんこのまま連絡はなかった。
元同居人は私と少し考え方が似ててわかり合える部分も分かり合おうとする部分もあるタイプだったから、年越す前に片付けておきたいという彼の気持ちは痛いほどわかる。
でも、君は彼の友達だったんだよ。すきぴがすきぴだったから君とも出会えて、君のことも好きだけどなんか君が終わらすのは野暮だったなぁっておもっちゃったなあ。
すきぴに同居人くんから忘れろってLINEきたってLINEしたら初耳だったらしく、すきぴは別に忘れろとか思ってなかったらしい。今まで通りにはならないけど、良い面もあったから、また連絡してもいいという状態にしようと話し合いのもと締結した。
ぐじゃっとしたままにしたかった理由は、「なんのこと?」みたいな顔して数年後とかにまた連絡できたらいいなぁとおもってたから。ぼくのりりっくのぼうよみのsub/objectiveと、CITIみたいな、なんかの機会に、社会に染まった大人になった私が社会を裏切って一瞬だけ、感情(すきぴ)を優先させるみたいな。そんな一瞬が許されるかどうかもわからないくらいの可能性のまま残しておきたかった。
すきぴくんは優しいから暇なとき雑に連絡してきていいよと。連絡出来る状態で連絡を取らないという選択はこちらがしたいと思ってたから、ありがたくはある。でもその優しさが私を心底どうでもよかったのだと悲しませる。もう君に戻ることはないのだけれど、なんか、それまでのことは明確化されたら悲しいじゃんか。なんか泣きたくなったけど、文字に起こしてたら眠気が。泣くのはまた今度でいいか。