mちゃんと結婚したい

高校の同級生mちゃんと会った。

3年の頃しか被らなかったけど大好きで仕方なかった。

新越谷駅なんてなんにもないところで11時に待ち合わせてカフェへ。久しぶりに会ったから抹茶ラテ1杯で90分以上があっという間に過ぎた。最近の近況とか、高校の頃のmちゃんが言ってくれた名言とか、あのときの辛かったこととか、mちゃんをどれだけ好きかとか。看護師やってるときに、寄り添って常に一緒にいた家族ほど治療にあれこれ言ってこないという話になったとき、普段会ってない家族は患者が急に弱ったと思っていて、健康に動いている姿が鮮明だからすぐに治ると思ってるし、弱った姿を受け入れられなくて、治療についてあれこれ言ってくると話していた。彼女が自ら推察したかどうかは不明だが、不適切なことをあれこれ言う人のことをそのまま否定するのではなく、背景を汲み取った上で理解する、その上での軽い愚痴を話してくれる。そんな彼女の優しくて賢くて仕事に真摯に向き合う価値観が大好きでたまらない。

高校の頃、私を消しゴムみたいと例えた彼女は今の私を、道の横にある草原をかきわけて進んでいくみたいだと言ってくれた。すぐちかくに舗装された道はあって、わざわざ誰も行こうと思わない生い茂った草原をわっさわっさと進んでいく。何かあるかなーとおもって!みたいな。でも進んである程度先を見たら戻ってくる。舗装道路からは見えないけど擦り傷作ってまで見に行こうとは思えない景色を覗きにいく。おうち帰ってから、この例えが思い出せなくて、そのときは的確って思ったのに私には刺さらなかったのかなぁって悲しかったけど、ふと思い出して、やっぱり一度刺さった言葉は、mちゃんの言葉は、見えなくなってもいなくなることはないんだなぁと思う。

 

お昼を食べに韓国料理屋へ。チーズタッカルビとキンパを食べて、ここでもひたすら話しまくる。旅行いきたいとか流れてた韓流アイドルが推しだということとか、ホワホワしてわたあめみたいな。水につけたら溶けてなくなってしまうほどくだらない話。真面目に話すのも楽しいけど、後々に何も思い出せないほど無限に湧き出てくる話もかけがえのない思い出。

そのあと無印良品行って何もなくて、ゲーセン行って古めかしい太鼓の達人矢島美容室とかおしりかじり虫とか叩いて懐かしさがフラッシュバックして、そのあと夢を叶えてドラえもんの「大人になったら忘れちゃうのかな、そんなときには思い出してみよう」って歌詞で泣きそうになっちゃって、若干譜面がぼやけた。

100円で15枚のメダルゲームをひとしきりやって買ってメダルが増えたり理不尽に減ったりしながら20分くらい遊べたかなぁ、子供の頃からお金を入れずに座るだけだったアンパンマンの乗り物を二人でやったり記念撮影したり、ガチャガチャ見たりして、終始楽しすぎてmちゃんへの気持ちが高まってプロポーズしたりもした。てか行く先々で好き好き言ってたと思う笑。満足感でお腹いっぱいになりながらゲーセンを後にした。太鼓から懐メロが恋しくなってカラオケで1時間半。懐メロメドレーを片っ端から歌った。怒濤のメドレーってジャンルではワンコーラスしか入ってないし、変なところを切り取られていて爆笑しながら、メドレーを5つくらい入れて60曲くらい一気に歌って踊った。盛り上がる合唱曲メドレーが盛り上がらなかったり、ヒット曲が被りすぎてハナミズキを死ぬほど歌わされたりするのも逆に面白かった。私が熱唱すると、マイク食べちゃいそうと言われて表現が独特で可愛くてまた良いなぁしみじみ思った。

帰りにmちゃんから、普段クラブとかナンパとかしてるのに今日が健全デート楽しみすぎて明日死んじゃうかもって言われてたしかにこんな楽しいことがいつでも健全に出来るなら不健全に戻りたくないなって心から思った。

高校の同級生で、時がたつとわだかまってしまう友達もいたけど、この子とは昔も今も変わらずにいられることを奇跡のように思う。この先もずっとこれくらいの距離感でバカ笑いしながら長く友達でいられたらいいなと思う。